興味ない?まーまー、そこは大目に見て下さい。書きたい年頃になっているのです。
まずジャケットなのですが、ある方にお願いして筆文字のロゴを作っていただきました。
表面の「鍵盤道」裏面の「學(旧字体の学)」です。
そして、丸の中に線が引かれている謎のマーク。
お分かりの方も大勢いらっしゃいましたがウチの「家紋」です。世の中には五七の桐や下がり藤など、もっと意匠のこらした派手な家紋も多いですが、ウチはシンプルに、コレなんです。
シンプルとは言え源氏の系統の武家に多い、由緒正しい武家紋です。
興味のある方、こちらの解説が面白く分かりやすいです。
http://www.ippongi.com/2011/12/23/hikiryou-2/
あ、家紋じゃなくて曲の解説します!家紋も書きたいけど!!
1 ナチュラリズム
ホーンセクションとピアノのリフ主体の、ダンスポップチューン。このポップでノリノリな曲を是非歌って欲しくて彩美さんにお願いしました。去年、彼女のソロアルバムに僕が鍵盤で参加した縁で、今回は逆に参加してもらいました。オファーしてから24時間もたたずに、歌詞を付けて仮歌を入れて送り返してくれました。仕事が速い!
ウーリッツァーで自由にアドリブソロを弾いていますが、ほとんどはデモの時の仮ソロをそのまま使用しています。
2 Distance of Love
ちょっとレトロな雰囲気のJポップ。青春アニメの主題歌っぽいとよく言われます。
この曲は、今年の正月にCDを作ろう!と思い立った時に作った曲です。この曲はキラキラ系というイメージで池田杏理さんにお願いしました。ギターソロは、キーボードで弾いた仮ソロが気に入ったので決めソロにし、楽譜通りギターの井野アキヲさんに弾いてもらいました。
コーラスワークは歌入れ当日に決め、その場で歌ってもらいました。僕の声も実はコーラスに入っています。
3 アナタトコイニオチタラ
この曲をご存知の方もおられるかもですが、あの伝説の?ユニット「アンプロンプチュ」のアルバムに収録されていた曲のニューバージョンです。実は何と、その時に 某スキー場(ス○ージ○ム○山)のイメージソングに内定! …したのに一転ボツになった曲です。
僕の作詞作曲という事で、復活させました。原曲は4つ打ちのダンスポップだったのですが、ガラッと雰囲気が変わってアコースティックに。ボサノバっぽいギターは井野アキヲさん。ボーカルは平野翔子さん。彼女の素直な声がピッタリはまっております。僕は鍵盤ハーモニカと、シェイカーで参加。
4 夜空のワルツ
これも以前作りかけてお蔵入りになった曲。ジャズワルツっぽい曲です。ボーカルは池田杏理さん。
とても耳触りの良い歌ですが、実はBメロは常に転調し続けていて歌的には難しい曲です。タイトルのイメージ通りのアレンジを心がけました。
僕の作詞なのですが、ちょっと文学的?な歌詞にしたくてちょっと古めかしい言葉を使いつつロマンチック感を出してみました。ピアノプレイはかなりジャズ寄りになっております。
5 Lovely Life
ローズエレピのリフで始まるクラブジャズ的な曲。この曲だけ異質に感じ、当初ボツになりかけた曲です。
ボーカルはRISACOさん。彼女の個性的歌唱がこういった曲がハマるかと思いオファー。歌詞は彼女が書いてくれましたが、韻を踏んでリズミカルな歌になりました。
エレピソロとシンセリードソロもフィーチャー。エレピソロも、ほぼデモのテイクを使っています。あとこの曲は、ドラムのプログラミングも少々暴れ気味。こんな風に叩けたらいいな的願望を込めて。
6 ガーベラの花
この曲も過去のお蔵入り曲。同一タイトルで違う歌詞が付いていましたが、今回歌ってくれた平野翔子さんが、タイトルを残しつつ歌詞を書きました。
いわゆる哀メロポップ調。叙情的な雰囲気の中、切ない歌が光ります。しかし、後半に意外な展開が!?な曲。聴いてのお楽しみです。本編のラストを飾るにふさわしい、大曲になっております。
7 a m o
ありがちと言えばありがちな、アルバムのエピローグ的な締めくくりバラード。この曲のみ、唯一のソロピアノ曲です。謎なタイトル、実は自分なりに思いを込めた意味があるのですが、あえてノーコメントを貫いております。
それをイメージして即興的に何度か弾いて、形が固まってきた頃に録音しました。なので、この曲は譜面すら書いておりません。
以上、どの曲もバリエーション豊かで、各ボーカリストがイメージ通りの歌唱を披露してくれています。
普段ジャズ系を歌う事の多いシンガーの意外な側面も見られると思います。
そして、「鍵盤道」に込めた意味。
・なんかちょっと地味なパート、キーボード!
・ピアノの人は多いけど、キーボードの人は少なくて寂しいよキーボード!
・ライブのサウンドチェックでは、いつも最後に回されるので最後まで音を出せないよキーボード!
・キーボーディストなのに、見た目だけで初対面でドラマー扱いされるよキーボード!
・でも、やっぱり好きだよキーボード。やってて良かったキーボード!
って、そんな意味を込めている訳ではありませんので、あしからず。